バガボンド 29巻

沢庵の肩に乗る手負いの武蔵。


インパクトのあるイラストと紫のタイトル文字が映えるカバーで、バガボンド29巻発売です。


吉岡一門との死闘をくぐりぬけた武蔵に待っていたのは、自分を見つめなおす時間だった。
戦いの螺旋の中で無我夢中で生きてきた武蔵は、沢庵とゆったりと語り合う中で何を見つけるのか。
そして、選び出す答えとは。


この巻では真剣同士で睨み合うような緊迫した戦いのシーンが少ない。
その分、登場するキャラクターが自分自身と向き合う場面が多く描かれてる。
戦闘シーンではリアルな表現が多いのに対して、内面を描く場面では抽象的な表現が多用されてる。
たとえば武蔵が心の中の自分を冷静に見つめるシーンとか。
そこらへんもバガボンドの中で作者の井上さんが身につけた表現方法な気がする。


キャラクターの表情が前より豊かになって、全体にかなり砕けた感じの絵になってきてる気がするけど、その分真剣なシーンが引き立ってまたいい。


武蔵が向かっていく境地はどんなものなのか。
できればおつうと幸せに。



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